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ガラスの50代
『創作落語の会』へ行くのに家を出る時の一瞬の出来事だった。
トランクを持って上がり框を降りようとしてなぜかふらつき手をつく間も無く玄関のガラス戸に肘から突っ込んだ。
それはそれは大きな音で近所に響き渡った。
「何かあったのですか?」「大丈夫ですか?」と駆けつけられるのではないかと心配して割れたガラス戸を割れてないガラス戸で慌てて隠した。

幸い近所から心配される事は一切なかったが…
玄関にはガラス破片が散乱。
肘からは血が…
家内は仕事で5時まで帰って来ない。
このままでは私も家を出れない。
ガラス屋さんにお願いしたら4時過ぎには行けると言う。
『創作落語の会』にはギリギリの入りになると連絡。
そして恐々、写真を添付して家内にメール。
「こけて玄関のガラス割ってもた」
返って来たメールは…
「どんな風にこけたらこんな割り方すんねん!」
「日頃からガサツに動いてるからや!」
予想通りの返信。
「でも、肘は大した事無かったし良かったわ」と返すと…
「ガサツに行動してまた割って、今度は大ケガしろ!」
んなアホな…

ガラス割れたままで家空けれないのでとりあえず応急処置としてガラス1枚だけ取り替えた。
同じ種類のが無くてちょっとちぐはぐだが仕方ない。
4時半に工事が完了。
何とか【繁昌亭】に向かえる。
阪急電車の車内で最後のネタくりをして本番に臨もうと思ってたら…
5時過ぎから立て続けに家内からメールが。
「だっさいガラスはめやがって」
「なんのセンスもない」
「玄関見るたびに腹立つわ」
「かっこ悪い玄関や」
何十件も…
出番前にテンションだだ下がる。
「応急処置やし、またそのうち強化ガラスとかはめるから」とメールすると。
「そのうちっていつやねん」
「あんたのそのうちは永遠にない」
その後、もうメールを見ないようにしたが…南森町着くまで携帯がポケットの中で震えていた。
肘のキズは、大した事無かったがメールで受けた心のキズが痛かった。
なんて…『創作落語の会』のマクラで使ってよくウケました。
2018/07/01
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